2021-06-08 第204回国会 参議院 環境委員会 第15号
環境省は、平成二十二年度から平成二十九年度のヒグマ、ツキノワグマの生息分布情報を対象とし、国や都道府県により実施された生息分布情報を含む調査の結果や市町村アンケート等から収集した情報を集約し、五キロメッシュ単位で整理をし、平成十五年度に公表した第六回自然環境保全基礎調査と比較しているということですけれども、比較したその結果どうなっているのか、お伺いしたいと思います。
環境省は、平成二十二年度から平成二十九年度のヒグマ、ツキノワグマの生息分布情報を対象とし、国や都道府県により実施された生息分布情報を含む調査の結果や市町村アンケート等から収集した情報を集約し、五キロメッシュ単位で整理をし、平成十五年度に公表した第六回自然環境保全基礎調査と比較しているということですけれども、比較したその結果どうなっているのか、お伺いしたいと思います。
まず、北海道に生息するヒグマ、そして本州にいるツキノワグマでございますけれども、鳥獣保護管理法に基づきまして、生息数が著しく減少し、又は生息域の範囲が縮小している場合は保護のための計画、保護計画を策定、生息数が著しく増加し、又は生息地の範囲が拡大している場合は管理計画を道府県が作成し、保護管理を行っているところでございます。
四国にツキノワグマがいるというのは子供の頃聞いた記憶がございますが、もちろん私も実際にその姿を見たことはございませんので、今でも何となく不思議な感じがいたします。数が少ないということで、我々里に住んでいる者にとっては、被害もありませんし、逆に言うと、交流というか、姿を見たこともないので、何といいますか、熊に対するイメージというのも余りございません。
四国のツキノワグマにつきましては、先生御指摘のように、環境省のレッドリストで絶滅のおそれのある地域個体群として掲載されてございます。
まず、本州以南の森林の生態系の頂点にいると言ってもいいと思います、ツキノワグマですけれども、絶滅のおそれがある地域個体群というのが環境省作成のレッドリストにありますけれども、ここに四国山地のツキノワグマというのがございます。
ですから、せっかく広葉樹が山に増えるわけでありますので、ここで区別、差別は私はしたくないわけでありますけれども、鹿やイノシシよりも、いわゆるツキノワグマやヒグマあるいは猛禽類が暮らしやすい森になってほしいなというふうに思っている方々と、ある意味シンパシーを感じているわけであります。
すなわち、この団体が望むように、熊森協会という名前でありますので、ツキノワグマのためにいい森になればいいわけでありますけれども、イノシシや鹿が喜んで繁殖をしてまた人里に出てくるというリスクもゼロではありません。
環境省では、毎月、都道府県から情報の提供を受けまして、ツキノワグマ、ヒグマによる人身被害の状況を平成十八年度から、イノシシによる人身被害の状況を平成二十八年度から、ホームページにて公表を行ってございます。
ちょっとまた秋田県の話で最後は終わらせていただきたいと思いますけれども、私の住んでいるところは、昨年もそうなんですが、熊の被害が大変、これは年々ふえておりまして、目撃件数ももちろんふえているんですけれども、県として、ツキノワグマが生息している推測数がこのところ大幅に数値を上げまして、これまでに千四百頭と推定されていた熊の頭数が、二千三百頭いるんじゃないか。
○亀澤政府参考人 熊につきましては、人身被害が発生した際には甚大な被害を及ぼす危険性が高いことや、出没件数が多い年には人身被害発生件数も多い傾向にあることから、行政担当者や一般市民などに対して注意を呼びかけることなどを目的として、ツキノワグマの大量出没が全国の広い地域で発生をいたしました平成十六年及び十八年を契機として、都道府県からの報告を集計して、十八年度から公表を行っているところでございます。
都会の人は余りわからないかもしれませんけれども、例えば地元の大和町では、イノシシ被害が年間八十五件、ツキノワグマの目撃が九十七件も報告されています。隣の色麻町でも報告されているんですね。 それで、もちろん畑や何かを荒らすんですけれども、同時に、最近、人に向かってくることもあるんですね。ですから、住民が大変恐怖を感じているとともに、農作物の、あるいは林業の被害というのが甚大なんですね。
○井出委員 長野県では、指定して、計画を立てて管理をしなければいけない鳥獣というのが、鹿以外にも、イノシシ、ツキノワグマを含めて五種の生き物がそういう管理の対象、計画の対象になっていると聞いておりますが、長野県の鳥獣対策室に聞いておりますと、人手の問題、対応しなければいけない鳥獣の種類の多さの問題で、なかなか調査が、環境調査ですとかそういったものが数年に一回ですとか、現場で調査される人たちも人的な問題
これは、カワウだけではございませんでして、ツキノワグマやニホンジカにつきましても広域移動するものですから、関係する県を集めた協議会の組織において、各県がそれぞれ県内でやることだけではなくて広域的な連携をどう図っていくかという取組を進めていまして、環境省がその主導的な役割をこれまでも果たしてきておりまして、今後ともそうした役割を果たしていくことが重要だと認識しております。
○清水貴之君 今北海道のエゾシカのお話をいただきましたけれども、同じような話で、ツキノワグマなども、一部の地域では保護の対象ですが、一部の地域では管理の対象にという、やっぱり地域ごとの違いもあったりするわけですよね。ですから、常にバランス見ながら、その辺りのモニタリングをしっかりと行っていただきたいなというふうに思います。
あとは、鹿、イノシシのああいうふうにたくさん夜中に出てくるというのもありますけど、例えばツキノワグマなどでしたら一頭、二頭でも非常に、これは、ここに屋根が見えますけれども、ちょっとしばらく見ていますと映像が引きますので、人の住んでいるすぐ、それこそ庭にある木に熊が登っていると。
今の件なんですが、例えば、ツキノワグマなんかは、一部の地域では保護の対象であり、一部の地域では捕獲の対象になっているというのがありますね。これは各都道府県ごとに計画を決めるということで、野生の動物ですから、都道府県の県境をまたがないなんという、罰則があるわけじゃないですから、いろいろ移動するわけで、その辺、保護と管理の分け方。
○星野政府参考人 ツキノワグマにつきましては、レッドリストで、絶滅のおそれのある地域個体群ということで、ツキノワグマのうち幾つかの地域に分布しているものが該当しております。 ツキノワグマとしては、数が非常に多いものですから、狩猟鳥獣にもなっていて、狩猟期間中には狩猟が行われております。
したがいまして、県によっては、つくっているところ、つくっていないところがあるわけでございますけれども、数でいいますと、ツキノワグマにつきましては、ツキノワグマの特定計画、平成二十五年四月現在で、二十一府県で策定され、保護管理が行われているところでございます。
○草刈参考人 参考人の意見陳述でも申し上げましたとおり、例えば、これは事例ですけれども、四国の場合ですと、ツキノワグマは非常に絶滅のおそれが高い。一方、同じところに鹿は非常にたくさんいる。
先ほどのお話の中で大変印象的だったんですが、ヒグマとツキノワグマ、実はレッドリストに載っておって、地域的に孤立している、絶滅のおそれがあるという指定を受けているわけですが、実は、特定計画制度が始まっても、著しく減少したこの二種に対する特定計画がつくられて、三カ所においてはつくられていない、つくられている四カ所については、どちらかというと捕獲すべしという計画になっておると。
○草刈参考人 ツキノワグマについては、いずこの計画も、ある程度の捕獲上限というのを決めてとっております。したがいまして、その生息地をちゃんと保護していくとかというよりは、ある程度の問題があったら捕獲するというのがほとんどでございます。
○北川副大臣 ただいま篠原委員御指摘の特定鳥獣保護管理計画につきまして、ほとんど働いていないんじゃないかなというお話もありましたが、特定鳥獣保護管理計画は、もう御承知のように、平成十一年に長期的な観点から特定鳥獣の保護を図ることを目的として導入をされたものであり、例えば、ニホンジカ、ツキノワグマを初めとする六種について、四十六都道府県で百二十七計画が平成二十五年四月現在で作成をされております。
そのため、広域に分布または移動する鳥獣、例えば、鳥のカワウとか、ツキノワグマとか、ニホンジカ等でございますけれども、これらについては、環境省が主導して、関係する自治体や省庁が連携を図るための広域協議会というものを設置し、積極的に必要な調整を図っているところでございます。
これは、地域的に個体数の減少が見られるツキノワグマのような野生鳥獣がある一方で、イノシシやニホンジカなど、特定の鳥獣や外来生物の生息数増加や生息域拡大等により、生態系や農林水産業等への被害が深刻化している、野生鳥獣と人とのあつれきを解消するためには科学的なデータに基づく個体群管理事業を計画的に実施する必要があるとして、導入されたものであります。
生息分布については、ここに書いてありますけれども、ツキノワグマが二十五年間ぐらいで一・二倍に拡大していることが明らかになっています。
時間がちょっとなくなってきましたので、具体的な課題としてお伺いしたいと思いますけれども、四国のツキノワグマについて保全のために保護区を広げるという案がありまして、以前にもこのことについて質問をさせていただきました。合意形成が難しいというふうに聞いているんですが、地域住民の安全、安心、そして農林業の被害防止対策が必要だというふうに思っております。
○副大臣(吉野正芳君) 四国におけますツキノワグマの生息数が非常に少数であるということは環境省のレッドリストにも載せてあります。承知をしております。このため、鳥獣保護法の規定に基づき四国四県全域をツキノワグマの狩猟禁止区域に指定をしております。そして、その主なる生息地については鳥獣保護区に指定しているなど、保護に取り組んでいるところでございます。
このことにつきましては、環境省の調査報告書が出ておりまして、平成十八年のツキノワグマの大量出没地域におきましては、両年とも、ブナとかミズナラといったクマのえさになるドングリ類が、五、六年に一度のサイクルで豊凶が来るそうでございますが、凶作であった。
戦後のある時期、特にツキノワグマについてはもう絶滅するんじゃないかと思われるほど少なくなりました。むしろ、増殖することを期待しながら保護した時期がございます。
○国務大臣(若林正俊君) 私の地元の長野県も大変ツキノワグマの生息の多い県でありますが、今年はとりわけその出没が目立っておりまして、人身事故も多発いたしております。 これにはいろんな原因があろうかと思います。先ほど御説明を事務局からいたしました。
ツキノワグマが人里へ出没した場合には深刻な人身被害につながることが予想されることから、銃で命を奪うなどの早急な対応が必要ですが、一方、出没したクマの命を奪うだけでは将来的にクマの生息数に与える影響が大きいのではないかと考えます。
○政府参考人(冨岡悟君) ツキノワグマの人里への出没につきましては、数年置きに増加が見られますが、最近では平成十六年度に出没の増加が見られたところでございます。 本年度は、夏以降、東北地方及び中部地方を中心に人里への出没数が増加しておりまして、先生御指摘のとおり、岐阜県でも出没数は相当増加しております。